確実なアクセス制限、安全な設備のロックアウトと起動、運転モードの選択といった安全に関わるタスクは、現代の製造現場において重要な役割を担っています。これらのタスクは多くの場合複雑ですが、それらを解決することは簡単です。EuchnerのCKS2は全体制御システムに容易に組み込むことができ、幅広い用途に使用することが出来る新しい安全キーシステムです。CKS2はまた、MGB2のサブモジュールとしても使用可能で、この優れたドアロックシステム上で多くの新しいアプリケーションを実施することが可能となります。
ロックアウトシステム、認証システム、或いはトラップキーシステムとして、CKS2は、既存の安全防護に因らず、機械の危険な動作を安全に開始、或いは停止するためのアプリケーションに最適です。形はコンパクトですが、キーアダプター ステーションに内蔵された判定電子回路と、高度にコード化された RFID キーにより、最大限の安全性が保証されます。
1 台で多機能を実現する FlexFunction
新登場の FlexFunction 機能が、この優れた汎用性を生み出します。 使い方はこれ以上ないほど簡単です。まず、最初のセットアップ時に用途を定めます。次に、必要な機能を作動させるための RFID キーを選びます。キーをティーチインすると、パラメータが割り当てられます。これにより、キーアダプターが担う安全機能は、「キーを安全に検出する」ことだけになります。キーが有効であると認識されると、安全出力がオンになります。1 つのキーを、異なる設備の複数のキーアダプターに割り当てることもできます。Euchner ゲートウェイを使用して IO-Link に接続することもできます。これにより、設備の操作に使用されたキーの識別など、包括的な診断および通信の機能が提供されます。CKS2 FlexFunction デバイスのこの多用途性は、調達管理の面でもメリットがあります。
MGB2 環境のためのキーシステム
MSM-CKS2 サブモジュールバージョンでは、キーシステムを MGB2 Modular にシームレスに統合できます。これにより、Euchner の優れたドアロックシステムにさらにいくつもの用途オプションが追加され、完全に自動化されたロジスティクスシステムや完全ターンキー設備の構築も可能になります。MGB2 環境では、サブモジュールは PROFINET/PROFIsafe または EtherCAT/FSoE を介して接続されます。複雑な構成作業やキー管理は必要ありません。電子的に動作させるということは、キー交換ボックスもキー配布ステーションもいらないということです。用途は制御システムで直接定めるため、柔軟性は無限です。