安全スイッチ CTP-AR

多目的用途

CTP により、機器上およびシステム上の安全ゲートおよびフラップの保護が確保されます。ガード ロックおよびガード ロック モニタリングの組み合わせにより、プロセスおよび人、双方の保護に使用できます。非常にスリムな設計により、ガードへの省スペース取り付けが可能です。
3900N のガードロック保持力によって、CTP は効果的に安全ガードの開放を防止します。金属ヘッドを備えた極めて堅牢な樹脂ハウジング、そして IP 67 / IP 69 / IP 69K という高い保護等級により、CTP はほぼあらゆる工業的使用に耐える万能機器となっています。CTP は過酷な汚染環境にも適しています。

取り付けと機能

CTP は、安全スイッチとセパレート・アクチュエーターという 2 つの部品でできています。安全スイッチはガードの固定側に、アクチュエーターは可動側に取り付けます。
CTP には 4 方向からアプローチできます。アクチュエーターを組み入れしやすくするため、ヘッドには一体型フェンネルが備わっています。これは、ドアを調整する場合だけでなく、ドアの構造が不安定な場合にも特に有利となります。
安全ガードが閉じると、アクチュエーターは安全スイッチのヘッドに収納されます。アクチュエーターの一体型トランスポンダー・チップが検出されて、ガードロックが作動すると、安全出力がオンになります。
アクチュエーターがヘッドに完全に収納されていない場合、内蔵されているフェールセーフ機構により、意図しない安全出力の作動が防止されます。

AR システム・シリーズ

AR バージョンでは、安全スイッチ CTP、または AR システム・シリーズに属する他の EUCHNER 製品を、20 個まで直列に接続できます。配線には 2 種類のコンセプトがあります。
制御キャビネット内での直列接続:
配線は制御キャビネット内に収まっています。個々の CTP のステータスに関するすべての情報を、制御システムに直接送信できます。
フィールドでの直列接続:
EUCHNER はフィールド配線において、M12 コネクターおよび Y ディストリビューターを使用して複数の CTP を相互接続するオプションを提供しています。
Y コネクターの代わりにパッシブ分配器を使用することもできます。この装置では、すべての安全信号と状態信号が、このフィールドで収集され、1 本のケーブルを用いて制御システムに送り届けられます。