安全スイッチ CTM-BR

多目的用途

CTM により、機器上およびシステム上の小さな安全ゲートおよびフラップの保護が確保されます。ガード ロックおよびガード ロック モニタリングの組み合わせにより、プロセスおよび人、双方の保護に使用できます。
コンパクトな設計により、ガードへの省スペース取り付けが可能です。極めて堅牢な樹脂ハウジング、そして IP 65 / IP 67 / IP 69 / IP 69K という高い保護等級により、CTM はほぼあらゆる工業的使用に耐える万能機器となっています。
また、表面を滑らかにし、角を丸め、洗浄媒体に耐性のある材料を使用することで、CTM は食品業界や包装業界に特に適したものとなっています。

取り付けと動作

CTM は、安全スイッチとセパレート・アクチュエーターという 2 つの部品でできています。安全スイッチはガードの固定側に、アクチュエーターは可動側に取り付けます。小さな寸法 (120 mm x 36 mm x 25 mm) により、あらゆる装置設計に非常に簡単に組み込むことができます。
革新的なボール・アクチュエーターにより、回転半径 150 mm 以上という最小ドア半径を実現できます。ドアが閉じられていない場合でも、内蔵したラッチング力 (25 / 50 N) が意図しないドアの開放を効果的に防止します。安全ガードが閉じると、アクチュエーターは安全スイッチの凹部に収納されます。
アクチュエーターの一体型トランスポンダー・チップが検出されて、ガードロックが作動すると、安全出力がオンになります。アクチュエーターがガードロックの凹部に完全に収納されていない場合、内蔵されているフェールセーフ装置により、意図しない安全出力の作動が防止されます。

診断情報

CTM シリーズの安全スイッチにより、総合診断情報を制御システムに送信することが可能となります。これにより、このデバイスはプロセス関連パラメーターをリアルタイムで提供します。さらに、予防保全に関する情報も提供します。関連する環境パラメーターをセンサーが測定し、機械の故障が発生する前に知らせてくれます。IO-Link ゲートウェイ GWY-CB と ESM-CB を組み合わせることにより、この情報は各スイッチから照会され、IO-Link 経由でコントローラーで利用可能となります。

直列接続

制御キャビネット内での直列接続:
配線は制御キャビネット内に収まっています。個々の CTM のステータスに関するすべての情報を、コントローラーに直接送信できます。
フィールドでの直列接続:
EUCHNER はフィールド配線において、M12 コネクターおよび Y ディストリビューターを使用して複数の CTM を相互接続するオプションを提供しています。
Y コネクターの代わりにパッシブ分配器を使用することもできます。この装置では、すべての安全信号と状態信号が、このフィールドで収集され、1 本のケーブルを用いて制御システムに送り届けられます。