EUCHNER – More than safety.
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ホーム製品非常停止装置ロープ・プル・スイッチ RPS

ロープ・プル・スイッチ RPS

説明

ロープ・プル・スイッチ RPS は、密閉ハウジングやカバーでは保護しきれない大きく広範な機械や設備のエリアを保護するための非常停止装置です。設備や機械のエリアが、危険発生時には作業現場のどこからでも即時遮断することができます。
  • EN ISO 13850 準拠のディテント機構付き非常停止装置
  • 正しいロープ張力の表示
  • スイッチング・エレメント、スイッチング・コンタクト 4 個付き
ロープ・プル・スイッチ RPS

プル・ワイヤー・スイッチの役目

非常停止ボタンのスイッチとは対照的に、トリッピング範囲は何倍も広くなっています。スイッチに手が届く狭い範囲だけではなく、ロープの全長にわたって操作が可能だからです。プル・ワイヤー・スイッチは、広範囲にわたる危険エリアを保護する必要があり、囲いやカバーが不可能な状況、またはあまりに費用がかかる状況で使用されます。
ast_729322その利点は、危険発生時に作業現場のどこからでも工場または機械のエリアを即座に遮断でき、非常停止押しボタンを個別に短い間隔で設置する必要があるような場所でも保護できることです。

プル・ワイヤー・スイッチの機能と技術

EN 60947-5-5 - 6 (非常停止押しボタンとプル・ワイヤー・スイッチの要件) では、プル・ワイヤー・スイッチの要件を規定し、最終的にその機能を決定しています。たとえば、ラッチ装置 (非常停止スイッチ) のリセットは、キーを回す、プッシュボタンを指定方向に回すか引っ張ることにより行わなければなりません。通常、プル・ロープ・スイッチは、プラスチック被覆のスチール・ロープ (安全ロープまたはリップコード) を引っ張ることで作動します。また、EUCHNER のプル・ワイヤー・スイッチにはハウジングに非常停止ラッチスイッチがあり、これが同じ機能を果たします。作動すると、セーフティ・コンタクトが入り、停止信号が発生し、それによって機械が遮断されます。この場合、非常停止信号を発生させる (コンタクトをオープンする) ために必要なワイヤーまたはロープへの縦方向の引っ張り力は 200N 未満でなければなりません。また、非常停止信号発生に必要なワイヤーまたはロープの縦方向の振れは、400mm 未満でなくてはなりません。同様に、ワイヤーまたはロープが破損するか外れるかした場合にも、非常停止信号が発せられなければなりません。このように、安全装置に故障があればすぐに検知され、安全機能がいつでも喪失することがないということです。
ast_664130これを実現するため、ロープ・プル・スイッチにはセンター位置 1 つとスイッチオフ位置が 2 つあります。機械の動作中は、スイッチは中間位置にあります。安全ロープが引っ張られるか切れるかすると、スイッチがセンター位置からスイッチオフ位置のいずれかに動き、機械が停止します。EUCHNER のロープ・プル・スイッチにはのぞき窓があり、そこからスイッチの位置を確認できます。
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設置とロープの

取り付け

EN 418 - 4.4 に

従い、非常停止アクチュエーターは、保護されていない人員から容易に手が届き、安全に操作できるように設置しなければなりません。ロープ・プル・スイッチのようにワイヤー/ワイヤー・ロープまたはひもを使用する場合は、視認性を向上するために目印のフラグを付けると効果的でしょう。ロープ・プル・システムを適切にかつ安全規定を遵守して設計するには、カウンター・ベアリングにロープ・プル・スプリングを取り付けなければなりません。これにより、ロープのどの位置でも方向に関係なく解除できるようになります。

ロープの取り付け

RPS...SC および RPS...PC の設計
  • 牽引ロープの被覆を取り除き、クランピング・ヘッドに挿入します。プル・ロープが滑らないよう、クランピング・ヘッド内に被覆が入らないようにします。
  • ディテント・マークが中心位置に来るようにプル・ロープを調整し、六角ソケット・ヘッド・ネジでプル・ロープを締め付けます。
  • プル・ロープを数回強く引っ張ってロープを伸ばし、その後クランピング・ヘッドでロープを調整し直します。
  • アクチュエーション軸を回して、ディテント・マークを中心位置に合わせます。
  • リセット・ノブを矢印方向に回すか (RPS...SC) 引っ張る (RPS...PC) ことにより、ロープ・プル・スイッチを作動させます。
ast_664140安全ロープの方向は、ブロック・ロープ・プーリーやアイボルトで変更できます。方向は最大 90° まで変更が可能です。ブロック・ロープ・プーリーには、安全ロープと逆のポイント間の摩擦力が低く抑えられる利点があります。

ロープ長と温度の関係

ロープ・プル・スイッチで保護を計画するときは、システムと安全ロープの温度依存性を考慮し、温度によってスイッチが作動しないようにする必要があります。そのためには、可能なロープ長を決定し、作動ポイントを定期的に再調整しなければなりません。以下の図にロープ長と温度の関係を示します。設置は温度 20℃ で行ってください。ast_664138ast_664134

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